2021年1月期の深夜ドラマに連続ドラマ9年ぶりの出演をした女優の池脇千鶴さん。言わずと知れた実力派女優ですが、9年ぶりに姿が見られた【その女、ジルバ】を見た人で、昔の池脇千鶴さんを知っている人たちは誰もが驚きを隠せなかったのではないでしょうか?
その驚きとは「昔と全然変わってない!」、「キレイ」というものとは真逆の「おばさん化!」、「劣化!」という驚き。
引用元:https://www.crank-in.net/interview/58753/1
16歳から芸能界で活躍している池脇千鶴さんも2021年の誕生日で40歳。そりゃ、おばさん化も劣化も仕方ないのでは?という人もいるでしょう。そこで、どれくらい変わってしまったのか昔の画像と比べながら見てみたいと思います。
池脇千鶴さんといえば、自分が納得した作品にしか出演しないことでも有名なのですが、突然作品に出演しなくなったことで「消えた」、「干された?」などの噂もあったようです。ですが、そうではなく、あくまでも自分が納得した作品と巡り合えなかっただけであって、作品に対する姿勢が徹底している女優なのです。
そんな池脇千鶴さんが、9年ぶりに私たちに姿を見せてくれた作品【その女、ジルバ】は、深夜ドラマの中で断トツの視聴率での最終回を迎えました。その中での池脇千鶴さんは、昔と変わらぬ実力を見せつけたといえるでしょう。
若い世代には馴染みのない女優かもしれませんので、少し池脇千鶴さんについてまとめたいと思います。
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池脇千鶴のプロフィール
引用元:https://eiga.com/person/15883/
名前:池脇千鶴(いけわきちづる)
誕生日:1981年11月21日
血液型:O型
身長:155㎝
出身地:大阪府
職業:女優
事務所:吉本興業
芸能界入りのきっかけは1997年、当時16歳の池脇千鶴さんはオーディション番組【ASAYAN】の中で募集があった【CM美少女企画岡村隆史の妹】第二弾〈三井リハウス、リハウスガール〉オーディションを受けたことでした。8000人の応募者の中から見事グランプリを受賞し、芸能界入りします。
三井のリハウスでは、歴代のリハウスガールたちの多くが女優として成功していたので、まさに女優を目指す女の子たちにとっては憧れの肩書きでもありました。リハウスガール出身の女優には宮沢りえさん、坂井真紀さん、蒼井優さんなど、今なお活躍している女優の他、夏帆さん、山下リオさん、川口春奈さん、山本舞花さんなど次世代を担う女優もいます。
池脇千鶴さんは第8代リハウスガールです。リハウスガールとして【三井リハウス】のCMに出演した際、妹役を演じたのが女優の井上真央さんです。メインではない配役にものちに女優として活躍する人材が起用されていたんですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5ef876dfb9846e211b7670a8cbbe94a366f2bd1e
池脇千鶴さんはこのCMに3年間出演し、2000年には【40th ACC CM FESTIVAL】にて主演賞を受賞しています。
当時、「なんて美少女なんだ」と話題になったので、この受賞も納得です。その後、女優としての活動も開始すると、こちらでも数々の賞を受賞し、実力派女優の仲間入りを果たします。
映画デビュー作は1999年【大阪物語】ですが、この作品で【第54回毎日映画コンクール】スポニチグランプリ新人賞と【第73回キネマ旬報】新人女優賞を受賞します。
引用元:https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0009070170_00000
2001年にはNHK連続テレビ小説【ほんまもん】に主演。2002年にはジブリ映画【猫の恩返し】で声優にも挑戦します。
2004年の映画【ジョセと虎と魚たち】では妻夫木聡さんとのベッドシーンにも挑戦し、個性的な演技スタイルが話題となりました。(この作品では、【第18回高崎映画祭】最優秀主演女優賞を受賞しています。
2014年には映画【そこのみにて光輝く】でも【第38回日本アカデミー賞】優秀主演女優賞ほか多数の賞を受賞し、名実ともに女優としての地位を確立しました。
2015年には映画【きみはいい子】では二児の母親役だったのですが、この時、監督から「もう少し太るように」と言われ、実際に太って撮影に臨みました。
さらに、もう一作品で母親役を演じていて、その作品は【半世界】というもので、15歳の息子の母親役だったのですが、「いじめに悩む息子の母親役」という難役にも挑戦しました。この作品では、【第74回毎日映画コンクール】や【第93回キネマ旬報ベスト・テン】で助演女優賞を受賞しました。
引用元:https://www.crank-in.net/news/84967/1
そして、2021年1月には9年ぶりの主演作品ドラマ【その女、ジルバ】です。出演する作品のほとんどで受賞している実力の持ち主がドラマの世界に帰ってきてくれました。
1月期の深夜ドラマの中では、2位以下を寄せ付けない圧倒的視聴率で最終回を迎えました。さすがとしか感想が出ないほどで、演技とは思えないリアルさを感じた作品になったと思います。
池脇千鶴の若い頃&昔の画像が超かわいい!
私の中では、1月期のドラマ【その女、ジルバ】の池脇千鶴さんも十分可愛いと思うのですが、40歳の負け組アラフォーという役柄だったので、はつらつとした若い頃のような出で立ちではありませんでしたから、初めて池脇千鶴さんを見たという人にとっては「誰だ?このおばさん」と思ったかもしれません。
そこで、昔の池脇千鶴さんの画像を見てもらいたいんです。
引用元:https://summer-century.com/ikewakichizuru-getold/
デビュー当時から9年前までの画像は、どれも”美少女”という言葉は彼女の為にあるものなのではないかと思わせるほどの美貌でした。
素朴な顔立ちの中に光るものがあるというか、そのへんに居そうで居ない存在とでもいいましょうか。とにかく、癒し系の美少女で超かわいいんです。
その画像を見た後に、【その女、ジルバ】での池脇千鶴さんを見ると「確かに面影はあるが、やはりこんなに老けるものなのか?」なんて思ってしまう人もいるかもしれませんね。
引用元:https://ameblo.jp/chobaydayodayo/entry-12650796551.html
実際私もこのドラマを初回から見ていたのですが、初回の池脇千鶴さんを見た瞬間「えっ?こんなに老ける?」と驚いたのですから。
しかし、ご覧になった人は分かると思いますが、回を重ねるごとに「老けこんだおばさん化した池脇千鶴さん」が「なんか、綺麗になっていく」と感じた人も多いのではないでしょうか。
やはり今も昔も基本ベースは「超かわいい!」これに尽きると思います。
現在がおばさん化して劣化?
ここで少し、【その女、ジルバ】情報を。
池脇千鶴さんが演じるのは、伝説のホステス・ジルバと負け組アラフォーの笛吹新(うすいあらた)40歳。一人二役を演じました。
ジルバはすでに亡くなっている設定なので、若い頃の回想シーンで演じていました。なので、メインは笛吹新役での出演となります。
引用元:https://www.crank-in.net/news/85197/1
新(あらた)は大手百貨店のアパレル店員として働いていましたが、年齢を重ねたことにより物流倉庫へ左遷されてしまいます(通常「姥捨て」部署)。
若い頃には結婚する予定もありましたが、直前で男が別の女性と結婚することになり、以降彼氏もなく、もちろん結婚とも無縁。「男なし。夢なし。プライドもなくなりつつある・・・」そんな女性です。
40歳の誕生日に自分を捨てた男が上司として物流にやってきたことで、何かが変わり、「自分も変わってみたい」と思います。
そこで見つけたのが、ホステス募集の張り紙。年齢条件は「40歳以上」。そこは、熟女バー【OLD JACK&ROSE】だったのです。
引用元:https://mantan-web.jp/article/20210112dog00m200041000c.html
勇気を振り絞り、ドアを開けると、そこには自分よりも大先輩の女性たちが生き生きと働いています。そして、新(あらた)を見つけたホステスたちに「若い子」と言われることに戸惑いながらも悪い気はしないと感じ、お試しでホステスを経験してみることに。
客からも「ギャル」、「ピチピチ」などと言われ、さらには「女は40歳から!」とも言われます。自分はすでに終わっている人間だと思っていた新(あらた)の気持ちにも段々変化が出てきます。そして、お試しではなく、物流の仕事と二足の草鞋を履く決意をします。
引用元:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202012180001079.html
様々な出来事があり、その店を立ち上げた伝説のホステス・ジルバさんのことを知るたびに気持ちがどんどん変化していき、ついには物流の仕事を辞め、ホステス1本で働くまでになります。そして、新(あらた)自身も大きな変貌と遂げていく・・・。
という内容です。初回から前半は正直言って「おばさん化」、「劣化」と言われても納得の容姿でした。猫背に二重顎、メイクもしない、何の希望もない・・・いわゆる「疲れたおばさん」といった感じをイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
ところが、おばさん化していたはずがどんどん綺麗になっていくんです。ドラマの撮影期間なんて限られているはずなのに、その中で見事に変化していく姿に、最終回では「昔と変わらない池脇千鶴だ!」とまで思ってしまった人が続出しました。
ここが池脇千鶴さんのすごいところで、決して「おばさん化」したわけでも「劣化」したわけでもなく、すべて「役に必要な容貌」を作り出しただけなんです。本当に素晴らしい女優だと思います。
他にも劣化が話題になっている方は☟
池脇千鶴まとめ
16歳でCM【三井リハウス】のリハウスガールとして芸能界入りした池脇千鶴さんは、デビュー当時は超かわいい美少女でした。もともと童顔のため、年齢を重ねてもさほど変わることなく、「いつまでも可愛い」というイメージを持っていた人も多いでしょう。
引用元:https://news.mynavi.jp/article/20210212-1722717/
9年ぶりとなる出演作品【その女、ジルバ】では、40歳の男も夢もプライドもない女性を演じ、その変貌ぶりが話題になりました。「おばさん化」、「劣化」などマイナスイメージが広がってしまったんです。
しかし、このイメージはすべて作品の役のイメージでした。池脇千鶴さんが「自分が納得した作品にしか出演しない」理由の最大の理由が、「役になりきるために時間がかかる」ということなのかもしれません。
例えば、太っている役を演じる場合、そう簡単にイメージ通りの体形になれるはずがありません。一定の時間が必要なわけで、その間他の仕事をしていてはイメージ通りにはなりませんからね。
今回はおばさん化した、劣化したという疲れたイメージだったため、そのイメージを作り上げて作品に挑んだと思います。その証拠に最終回には、私たちのイメージ通りのかわいい池脇千鶴さんが見られましたから。これだけ徹底的に役になりきる女優・池脇千鶴さんの今後もとても楽しみです。また出演する作品がある時には見てみたいと思います。